家の換気を考える~お風呂に換気扇がない場合~
2016年07月22日
お風呂の換気は、カビを防ぐために重要なのですが、換気扇が付いていない場合はどうすれば良いのか、みていきたいと思います。

こんなにピカピカならいいけど
窓がある場合は開ける
お風呂に換気扇がないお家には、窓があることが多いのではないでしょうか。
むしろ、窓があるから換気扇は不要と判断され、付いていないケースが考えられます。
さらには、かなり広いお風呂の場合、小さな換気扇を付けても換気量が足りないため、省略された可能性もあります。
ともあれ、窓がある場合は開けて、風を通すことが一番です。
水は放置しておくと蒸発しますが、風に当たると早く蒸発します。
髪の毛を乾かす時も、ドライヤーなどで風を当てますよね!たとえ温風でなくても、早く乾きます。
それと同じで、お風呂の中にも風を通せば、壁や床に付いた水滴も早く乾きます。
この時、お風呂のドアも開けて、さらに他の部屋の窓も開けて、家の中に風を通すことも重要です。
湿った空気は家の外に出してしまうことで、お風呂だけでなく、家中のカビを防ぐことができるでしょう。
窓もない場合は強制的に空気を入れ替える
古いワンルームマンションなど、換気扇もなければ窓もない、というお風呂も存在します。
また、もともと換気扇は付いていたのだけれど、お風呂の換気扇が壊れていることに気づいていない、もしくは気付いているけど面倒だからそのままにしているというケースも多いです。
特に賃貸住宅。オーナーさんが知らない間に、お風呂はカビだらけ・・・。悲しいですが現実にあるのです。
そしてこれらの場合、ただドアを開けているだけでは、換気はほとんどできません。ですからやっていただきたいこと。
それは台所など家のどこかの換気扇を回して、家全体の換気を意識したうえで、お風呂のドアを開け、扇風機などで強制的に風を送り込んで空気を入れ替える。
これくらいやらないとカビは防げません。
もちろん、エアコン、除湿器などを併用していただくのがベターですが、とにかくお風呂の中に風を送り込んで、乾燥させることを意識してください。
賃貸にお住まいのみなさまの中には、お風呂がカビで汚れても引越せば関係ない、と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、健康にも良くないですから、ご自身のためにもカビ対策をしてみてください。
ミョウバン水なども活用してみる
カビを防ぐには換気が一番大切ですが、防犯上窓があまり開けられない場合もあるでしょうし、お風呂の照明と換気扇のスイッチが1つになっていて、照明を点けている間しか換気扇が回らなかったり、消したあと一定時間で自動的に換気扇が止まってしまうという、換気しにくいお風呂も存在しています。
先ほどの対策をやっていただきたいのですが、同時に、ミョウバン水を使うなど、カビ防止に良いとされているものも活用することをおすすめいたします。
ただ、換気をする意識だけは忘れないようにしてください。ミョウバン水などは、振りかけた部分のカビを防ぐ効果は期待できますが、それ以外の部分は防げませんし、脱衣所や他の部屋にとっても、湿度の高い状態は良くありません。
ぜひ、様々な対策を組み合わせて、快適な住まいを実現しましょう。
お風呂のリフォームに関しては、弊社HPもご覧ください。
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主な資格・免許
- 神戸市指定給水装置工事事業者(水道局指定工事店)
- 給水装置工事主任技術者
- 液化石油ガス設備士(LPガス設備士)
- ガス機器設置スペシャリスト(GSS)
- 第二種電気工事士
- 排水設備工事責任技術者
- 二級建築施工管理技士