これで解決!トイレの臭い3つのパターン
2016年05月27日
キレイに掃除しているはずなのに気になるトイレの臭い。原因は大きくわけて3つあります。芳香剤でごまかすのではなく、根本的な解決法をみていきましょう。
臭いが染み込んでいる、壁や床
いくら掃除しても取れないトイレの臭い。その原因のひとつに、臭いが染み込んでいる場合があります、壁や床に。特に男性が立って用を足す場合、飛び跳ねた汚れが壁や床に付くのはご存知かと思います。日本男児たるもの座って用を足せない!という方もいらっしゃるでしょうが、臭い対策としてはNG。なるべく飛び散らないようにするのがベターです。もちろん、すぐに掃除をすれば問題ありませんが、どこが汚れたのかはっきり見えにくいため、つい見落としてしまいがち。壁紙やクッションフロアといった洋風な内装の場合は、素材はビニール系が多いものの、やはり染み込んでしまいます。タイルなど和風な内装の場合でも、タイルの目地は水を吸い込みますので、当然汚れが染み込んでしまいます。汚れてから掃除するより、まずは汚さないように。もし、臭いがついてしまったら、丁寧に拭き掃除をしてみてください。それでも取れない場合は、壁紙やクッションフロアを貼り替えるなど、臭いの染み込んだ素材を取り除く必要があるでしょう。リンク先に詳しくお手入れ方法が書いてありますので、参考にしてみてください。
汚れがこびりついてしまった便器
もし、便器自体に汚れが付着していると、当然臭いが発生します。便器の汚れを取り除かない限り臭いは消えないと思ってください。特に長くお使いの便器に多いのですが、ゴシゴシこすって掃除したことによって、便器の表面に細かい傷がつき、そこに汚れが付着してしまうことがあります。それを取ろうと、さらにゴシゴシこすってしまうので、傷は増える一方。汚れもつきやすくなってしまいます。さらに、便器には上から見えない裏側があり、もしそこに汚れがついてしまうと、基本的に掃除で取ることはできません。その場合、水が張ってあるので、即座に臭いが発生することは少ないですが、状況によっては臭うこともあるでしょう。もしそうなってしまった場合、便器の取替えも検討すべきかと。便器はあまりゴシゴシこすらずに掃除してください。
カラカラに乾いた床の排口
もし、床の排水口にながらく水を流していなかったら、すぐに水を流してください。下水管からの臭いを防ぐための水が蒸発してしまっている可能性が高いです。排水口は下水管と繋がっているので、そのままでは臭いが上がってきます。それを防ぐため、水を溜めて空気を遮断する「封水」という機能が備わっています。封水トラップともいいますが、これは水が溜まって初めて機能するものですので、床は拭き掃除するから排水口はあるけど水なんて流さない、という状態を続けていると、すぐに水が無くなってしまいます。こうなると、トイレは下水からの臭いで充満してしまいます。しかも、かなり強烈に臭うのが特徴です。なお、店舗のトイレで強烈な臭いを感じたら、ほとんどこれが原因です。ただ、解決方法も簡単で、排水口に水を流し込んだら終わりです。ポイントは、毎日でなくても良いから、定期的に水を流し込んであげること。特に夏場は蒸発が早いので、気を付けてください。もし、タイルの床からクッションフロアにリフォームするなら、水を流して床を洗うこともなくなるでしょうから、床の排水口は適切な処置をして塞いでもらうと良いでしょう。
- シェアする
- LINE
主な資格・免許
- 神戸市指定給水装置工事事業者(水道局指定工事店)
- 給水装置工事主任技術者
- 液化石油ガス設備士(LPガス設備士)
- ガス機器設置スペシャリスト(GSS)
- 第二種電気工事士
- 排水設備工事責任技術者
- 二級建築施工管理技士