脱衣所ではなく、お風呂の中で体を拭くことをオススメする理由
2016年04月30日
脱衣所の足拭きマットの辺り、床がベコベコしていませんか?濡れたままお風呂から出ると、足拭きマットがかなり濡れます。その湿気で床が傷んでしまうため、できるだけお風呂の中で体を拭きましょう。
足拭きマットが濡れると、床は湿気を吸収する
足拭きマットは、体から落ちる水滴を吸収するためのものですから、濡れても構わないのですが、その下の床はどうでしょうか?はい、もちろん濡れないほうが良いですよね。「そのためにマットを敷いているんだから、床は濡れていないよ!」と思われるかもしれませんが、目に見えて濡れていなくても、濡れたマットが置いてあると、床は湿気を吸収してしまいます。その湿気によって床がふやけてしまうと、床がベコベコと凹むようになるのです。
クッションフロアだからといって油断は禁物
脱衣所の床は水に強いクッションフロアで仕上げられていることが多いですが、だからといって、「マットが濡れても安心」というわけではありません。確かに、クッションフロアは水に強いので、少々濡れても問題ないのですが、長時間濡れた状態が続くと、やはり良くありません。クッションフロアの下には、木の板が敷かれていることが多いので、それが濡れると良くないのは、お分かりいただけると思います。床がベコベコ凹む原因は、木の板がふやけてしまっていることが多いのです。
床だけではなく、壁面も湿気を吸収
濡れたまま脱衣所に出ると、実は壁面も湿気を吸収しています。体を拭くとき、水はすべて床に落ちるとは限りません。意外と壁面にも飛び散っているのです。当然ですが、壁面にはマットもありませんから、気を付けて拭き取らない限り、濡れたままになります。クッションフロアのような水に強い素材を使っていないのが一般的ですから、すぐに染み込んでしまいます。そして最も影響が出やすいのは、床と壁の継ぎ目に入った水です。隙間がないように見えても、床と壁の間には小さな隙間があります。狭い隙間に水が入ると、なかなか乾きません。それが床や壁を傷める原因になることもあるのです。
お風呂のドアを少し開け、換気扇を回しながら体を拭く
お風呂のドア近くにタオルを置いておき、まず手を拭いて換気扇をスイッチオン。そのままお風呂の中で体を拭いてから、外に出ることをオススメします。換気扇を回さずに体を拭くと、お風呂から出る時に、湯気が一気に脱衣所へ出てしまいます。少しだけドアを開けて、すぐに換気扇を回せば、拭いている間に湿度も下がり、脱衣所全体を湿気から守ることができるので、まさに一石二鳥といえるでしょう。なぜお風呂のドアを少しだけ開けておくのかは、別記事にまとめてありますので、そちらも参考にしてみてくださいね。
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