強く閉めずに部品交換。蛇口の水が止まりにくいときのオススメ対応
2016年05月08日
蛇口の水が止まりにくくなったとき、ハンドルを強く閉めていませんか?実はそれ、蛇口の寿命を縮めてしまう可能性が高いので、早く部品を取り替えましょう。
ケレップを取り替えましょう
ハンドル式の蛇口で、水が止まりにくくなったら強く閉めずにケレップを取り替えましょう。ケレップはホームセンターなどでも売っている、一般的な水道用部品で、取り替えも比較的簡単なので、ご自分で取り替えされる方も多いです。古くなったケレップは、パッキン(主にゴム)部分が固くなってしまうことで、水が止まりにくくなってしまうため、弾力性のあるパッキンに交換するのです。
ケレップはハンドルに押さえられて水を止める
次に、ケレップの役割をみていきましょう。ハンドルを閉めるとケレップは本体に押し付けられるため、水の通り道をふさぎ、水を止めます。このとき、パッキンの弾力性が失われていると、押し付けても本体に密着せず、隙間ができてしまいます。その隙間から水が通り抜けてしまうため、水が止まらなくなるのです。ハンドルを強く閉めるということは、もっと強い力で押し付けることを意味するのですが、これが蛇口の寿命を縮める原因になってしまうのです。
強引に押し付けると本体側に傷がついてしまう
ケレップには、柔らかいパッキンを支える、金属部分があります。あまり強い力で押し付けると、金属部分が本体に当たってしまうため、本体側に傷がついてしまうおそれがあるのです。もし傷がついてしまうと、新しいケレップに取り替えて、弾力性のあるパッキンで密着させても、傷の部分に隙間ができてしまい、もう水を止めることができなくなってしまいます。そうなってしまうと、もはや修理は難しく、本体ごと取り替えるしかなくなってしまうのです。
水が止まらないとき、つい強く閉めてしまったことはありませんか
おそらく、ほとんどの方は、水が止まらないと、つい強く閉めてしまう。そんな経験をされたことがあると思います。だからこそハンドルを強く閉めることが蛇口の寿命を縮めてしまうということを覚えていただきたいのです。ケレップ自体は金額も安いので、もしご自身で交換することができれば、負担も小さく、蛇口を傷めることもなく、長くお使いいただけるでしょう。仕組みを知り、蛇口を大切に、そして水を大切にしてくださいね!
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主な資格・免許
- 神戸市指定給水装置工事事業者(水道局指定工事店)
- 給水装置工事主任技術者
- 液化石油ガス設備士(LPガス設備士)
- ガス機器設置スペシャリスト(GSS)
- 第二種電気工事士
- 排水設備工事責任技術者
- 二級建築施工管理技士