お掃除機能は無いほうがよい!?エアコンの選び方
2016年06月09日
最近では、お掃除機能付きエアコンが主流になっていますが、実は掃除をまったくしなくてよい訳ではありません。
ご存知でしょうか。
自動でお掃除してくれるのはフィルターだけ
実は、お掃除機能付きエアコンが自動で掃除するのはフィルターの埃だけなのです。
みなさんが掃除機で吸う代わりに、エアコンに内蔵された小さな掃除機が、自動で埃を吸ってくれているだけのこと。
その他の部分は、やはり掃除が必要です。
エアコンは冷たい空気を送り出しますから、冷たい飲み物を入れたコップに水滴が付くのと同じ理屈で、エアコン内部にも結露が発生し、水滴が付きます。
水滴が付くとカビが発生します。
エアコンの風がカビ臭くなるのはそのためです。
これは、お掃除機能では防ぐことができないのです。
お掃除機能付きはお掃除しにくい
なんとも矛盾するようですが、お掃除機能付きエアコンはお掃除しにくいという特徴があります。
フィルターを自動で掃除する装置が付いているため、それを分解しないと内部の掃除ができないのです。
内部の結露を防ぐ機能が付いたエアコンもありますが、それは温風で水滴を蒸発させるというもの。
せっかく冷やした部屋が、温風で暑くなってしまいます。
ですから、部屋に人が要る場合は使わないよう注意書きがあります。
毎回エアコンを切ったあと、部屋から出ていくでしょうか?
毎回それをしない限りカビが発生するので、結局お掃除が必要なのです。
お掃除機能付きの方がエアコンクリーニング代が高い
では、内部に発生したカビはどうすればよいのかというと、エアコンクリーニングがオススメです。
自分でできなければ、プロにお願いするべきでしょう。
カビが発生したままエアコンを使うと、部屋中にまき散らしてしまいます。
アレルギーの方は切実な問題です。
では、お掃除機能付きエアコンのほうがクリーニング料金が高いのはご存知でしょうか。
さきほど申し上げた通り、自動で掃除する装置が付いているため、分解に手間がかかります。
作業時間も長くなり、必然的に料金が高くなります。
また、機種によっては、構造が複雑なためにクリーニングを断られるケースもあります。
そうなると、発生したカビを落とすことができなくなり、そのまま使わざるを得なくなります。
フィルターを掃除機で吸う手間が省けるだけの、お掃除機能付きエアコン。
選ぶかどうか、ぜひ参考にしてください。
家の修理やリフォームのことなら、弊社HPもご覧ください。
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