換気扇で暑さを乗り切る!ポイントは風の通り道
2016年05月25日
換気扇で和らげましょう!暑さ対策として一番に思いつくのはエアコンかもしれませんが、電気代も高くなるし、なるべく使いたくないという方も多いのでは?今回は換気扇を活用する方法をお伝えします。
風が生まれる!換気扇の活用術
一般的に換気扇といえば、部屋の汚れた空気を外に出す、排気の役割を思い浮かべると思いますが、実は表裏一体で、もうひとつの効果があるのです。それは、風が生まれる!排気をすれば必ず吸気が行われる!ということ。わかりやすくいうと、部屋の空気を外に追い出したぶんだけ、外から新しい空気が入ってくるということ。もし、排気だけで吸気がなかったとしたら、ふとん圧縮袋のように、部屋の中がどんどん真空になってしまいます。通常、そんなことは起こりえないですから、必ずどこかから空気が入ってきています。つまり、部屋の窓を開けて換気扇を回せば、そこから空気が入ってくる。つまり、室内に風が入ってくるのです。これで、窓を開けても風が入ってこない日を乗り越えることができます。
違う部屋の窓でも大丈夫!換気扇と窓の位置関係
換気扇がついているのは台所とお風呂だけだし、他の部屋はこの方法が使えない。そう思っていませんか?実は、離れた場所でも風は入ってきます!たとえ換気扇と別の部屋だったとしても!一度実験してみていただきたいのですが、台所の換気扇(レンジフード)を回して、離れた部屋の窓を開ける。そして、その窓から換気扇までの間にある室内ドアなどは、すべて開けたままにして、風が途中で遮られないようにしてください。そして開けた窓のところに行ってみてください。外から風が入ってきているはずです。わかりにくければ、窓の開け方を少しだけにしてみてください。かなりの勢いで風が入ってきていませんか?その風はどこに向かうかといえば、もちろん換気扇の方へ向かって流れていきます。これを活用すれば、家の中に風の通り道をつくることができますので、道中の部屋もすべて、新しい空気が入ってきます。防犯面に気を付けなければなりませんが、外出時や就寝中など、熱気が部屋にこもることを防げます。「家に帰ったら蒸し風呂状態」というのも防げるかもしれません。
エアコン時にも活用!熱気を外へ追い出すという考え方
ところで、近年の真夏は、換気扇だけでしのぐには、あまりにも厳しい暑さです。特に、外出中に熱気がこもってしまった状態になると、エアコンをつけてもなかなか効きません。その場合は、エアコンをつけると同時に窓を開け、換気扇で熱気を追い出してしまうということをオススメします。換気扇で外からの空気が取り込めることはお話しましたが、エアコンをつけている時は逆に空気を入れないほうが良いような気がします。しかし、部屋に熱気がこもっている状態であれば、まずそれを外に追い出し、少しでも気温の低い空気を取り入れたほうが、涼しくなるのが早いです。エアコンが効き始めたと感じたら、換気扇を止め、窓を閉めてください。エアコンだけで涼しくするより、電気代も節約できますし、部屋の空気も入れ替えられますので、ぜひ一度お試しください。なお、最近では24時間換気を前提として建てられた家もあります。おもにシックハウス対策で義務付けられたものですが、換気扇が24時間回り続け、ドアを閉めていても家の中を風が流れるように設計された家です。今回は、いわば手動でそれをやってしまおうというわけですね!
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主な資格・免許
- 神戸市指定給水装置工事事業者(水道局指定工事店)
- 給水装置工事主任技術者
- 液化石油ガス設備士(LPガス設備士)
- ガス機器設置スペシャリスト(GSS)
- 第二種電気工事士
- 排水設備工事責任技術者
- 二級建築施工管理技士