台風の時に注意したい!雨漏りした時の対応
2016年06月11日
台風の時に気になる「雨漏り」ですが、漏り始めたからといって、屋根に上がるのは危険です。やるべきことを理解して、焦らず行動しましょう。
雨が降っている間は修理できない
これは、台風の時に限りませんが、雨漏りの修理は、雨が降っている間はできないということを、まず知ってください。
家の中に雨が漏り始めるとつい、急いでなんとか応急処置だけでもしたい気持ちになりますが、それはほぼ不可能です。
例えば水が入ってきている穴を何かで埋めようと思っても、雨で流れてしまうので、作業自体が無意味です。
また、プロでも濡れた屋根には上がりませんから、それがどれほど危険なことか、おわかりいただけると思います。
では、何ができるかというと、水をバケツで受けたり、濡れそうなものを避難させたりして、台風が過ぎるのを待つしかありません。
雨が降っている間は、雨漏り箇所を特定できない
これが一番勘違いされやすいことなのですが、雨が降っている時に、雨漏りしているところを下から見ても場所は特定できないということを覚えておいてください。
もう少し詳しくいいますと、雨漏りは、水が浸入してきた場所の真下で起こるわけではないのです。
屋根は勾配がありますし、水は流れやすいところへ移動します。
さらに、雨が降っている間は、屋根や壁全体が塗れていますから、いったいどこから侵入しているのかを判断できないのです。
屋根に上がることもできなければ、雨漏りしている場所も特定できない。
たとえ天井から雨がポタポタ落ちてきても、雨が止むまではどうすることもできません。
ですから、慌てて業者に連絡しても、ほとんど意味がありません。
先ほど申し上げた通り、プロでも濡れた屋根には上がりません。
この風向きの時だけ!?台風特有の雨漏りも
実は、台風の時に雨漏りしたからといって、必ず修理できるわけではありません。
構造上なんの問題もないのに、あまりの強風によって雨漏りする場合があるからです。
基本的に屋根というのは、水が上から下へ流れる前提で作られています。
これは、あまりにも当然のことなので、改めて書くと不思議な感じがしますが、水は高いところから低いところへ流れるのが常識であり、引力の法則から考えても、至極当然のことです。
しかし台風の時には、その前提条件が崩れることがあるのです。「横殴りの雨」という言葉もありますが、あまりの強風で、雨が真横、場合によっては下から上に吹き上がることもあります。
普段入らないところに水が入り、雨漏りするのです。
つまりそういう場合は、特定の条件下でしか起こらない雨漏りということになり、通常の雨では漏らないため、修理のしようがないこともあるのです。
ただ、それを判断するには、きちんとした診断が必要ですから、信頼できる業者に点検してもらうとよいでしょう。
もちろん点検は、晴れの日にお伺いします!
雨漏りに付いては、弊社HPもご覧ください。
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主な資格・免許
- 神戸市指定給水装置工事事業者(水道局指定工事店)
- 給水装置工事主任技術者
- 液化石油ガス設備士(LPガス設備士)
- ガス機器設置スペシャリスト(GSS)
- 第二種電気工事士
- 排水設備工事責任技術者
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