ワンレバー式水栓で、知らない間にガス代を無駄にしない方法
2016年05月23日
ワンレバー式水栓とは、レバーを上げ下げすることによって水を出したり止めたりする蛇口のこと。知らない間にガス代を無駄にしている可能性があるので、確認しましょう。
レバーを真ん中辺りで操作するとお湯が出ているかも
レバーを右に回すと水、左に回すとお湯が出るのが一般的ですが、ちょうど真ん中辺りになっている場合、水とお湯どちらが出てくるかご存知ですか?正解は、水とお湯が混ざって出てくるのが真ん中の位置なのです。厳密にいえば、真ん中より少しお湯側に寄ったあたりですが、上げ下げする場合に操作しやすいため、その位置で使う方が多いのです。しかし、それは水を使おうとしていることが多く、まさかお湯が混ざっているなんて、思っていないかもしれません。お湯が混ざっている場合、給湯器は点火していますから、思わぬガス代がかかっている可能性があるのです。灯油式の場合は灯油代が無駄になります。電気温水器の場合は、貯めたお湯が無駄に。
一番右か一番左の位置で使うのが理想
お湯を使いたいなら一番右、水なら一番左の位置で使うのが理想です。これなら、お湯100%、または、水100%の割合で出てきます。これを知らずに、中途半端な位置で使うと、水とお湯が混ざって出てきます。しかし、お湯の温度調節のために、あえて水を混ぜている場合もあるでしょう。その場合でも、もし給湯器のリモコンがついているのなら、リモコンで温度調節したうえで、お湯100%で使うほうが、節約になります。わざわざ熱めにお湯を沸かしておいて、水を混ぜるのは不経済です。ガス代も、水道代も、両方無駄がでてしまいます。普段どんな使い方をしているか、1度確かめてみることをオススメします。
エコハンドル水栓の登場で問題は解決
最近では、エコハンドル水栓という、使いやすい位置でお湯のみが出る蛇口が登場しています。特徴としては、レバーを左右に動かすと、「カチッ」という音が鳴り、その位置から左側だと、お湯が混ざりはじめるのです。逆に、その位置から右側では、水しか出ないため、無意識にお湯を混ぜてしまう現象を防ぐことができるのです。しかも、ちょうど使いやすい位置で水だけが出せるので、ガス代を節約するのに一役買ってくれるわけです。もし次に取り替えるなら、エコハンドル水栓を検討してみるのはいかがでしょう。
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主な資格・免許
- 神戸市指定給水装置工事事業者(水道局指定工事店)
- 給水装置工事主任技術者
- 液化石油ガス設備士(LPガス設備士)
- ガス機器設置スペシャリスト(GSS)
- 第二種電気工事士
- 排水設備工事責任技術者
- 二級建築施工管理技士